必ず確認しておくべきこと
施設の環境
施設見学に行って最初に確認するポイントは、施設内の明るさです。照明が暗い、あるいは日ざしがあまり入ってこない施設は職場の雰囲気も暗い傾向があります。ある調査によると、職場の明るさが低い場合、職場に行きたくなくなる人が多くなるというデータがあります。部屋の明るさは職員の働く意欲に影響するのです。また、電球が切れていてそのままの場合は環境整備が行き届いていない可能性が高いです。
また、異臭がしないかどうかも確認してください。介護施設なので多少の臭いがあるのは仕方ありませんが、それにしても匂いが強すぎる場合は注意してください。衛生管理ができていない施設である可能性が高いです。
施設内の掲示物や置かれている物にも注目しましょう。物が乱雑に置かれているなら、人手が足りずに放ったらかしにしている可能性があります。利用者への対応を優先し、環境整備にまで労力を割けないほど忙しい職場なのかもしれません。細かい部分まで環境整備が行き届いている施設のほうが働きやすいです。
人間関係
まずは、施設見学を申し込んだ際の職員の対応を確認しましょう。電話口での対応が丁寧かどうかで、その施設で働く職員の人柄が見えてきます。明らかに面倒くさそうに対応したり、適当に対応されるようであれば注意してください。
施設見学が始まってからは、施設見学を対応してくれる職員の態度に注目してください。案内してくれる職員は、多くの場合その施設内で上位の役職に就いている人です。職場の雰囲気は上司の人間性に左右されるところがあるので、自分への対応だけではなく、利用者や職員への対応も確認しておきましょう。
そして、あいさつがきちんとしているかどうかも確認してください。見学時にそこで働く職員の方々とすれ違うかと思います。その際に気持ちよく笑顔であいさつしてくれるならば問題ありません。また、利用者のご家族がいる場合は、ご家族に対してきちんとあいさつをしているかどうか確認しましょう。
職員同士がコミュニケーションをとっている場合も見逃さないでください。各種報告や業務のお願いなど仕事に関連する話をしている際に、暗い雰囲気を感じるなら注意です。また、楽しそうであっても仕事と関係のない話ばかりをしている場合は要注意です。人間関係を見極める際の注目ポイントについては、以下のサイトが参考になります。
- 【人間関係】働き始める前に介護現場の人間関係の良し悪しを見極める3つの手段
- 人間関係を読み取るための詳細なポイントがまとめられていますので、ぜひ参考にしてください。
利用者の状況
利用者の状況も確認しましょう。表情が曇っていないか、困っている利用者がいないか、困っているならすぐに職員が駆けつけているかどうかをチェックしてください。困っている利用者をすぐに助けないのなら、介護の質に問題があります。
施設見学前にもう一度見ておこう
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志望動機は明確にしておく
志望動機は必ず聞かれます。その際、前の職場を批判するような内容は言わないでください。また、数ある介護施設の中でも、その施設を選んだ理由を明確に伝えられるようにしておきましょう。
- 施設見学時の注意点
- 必ず確認しておくべきこと