施設見学時の注意点

施設見学時の注意点

表情や態度に注意

施設見学時は、自分の表情や態度に注意してください。過度にかしこまる必要はありませんが、だからといって気を抜いていいわけではありません。面接の内容だけではなく、見学時の振る舞いについても採用の判断材料として見られている可能性があります。面接とセットで考えておきましょう。
具体的にどこを見ているのかというと、応募者の「素」の部分です。見学時に施設の利用者とすれ違った際にあいさつをするのか、素通りするのかなどを見ています。例えば、面接時は表情が硬かった人が、利用者と接する際にはやわらかい表情になっていたことで好印象を与えるケースがあります。逆に、面接時はしっかりとした対応でも、利用者に対して冷たい視線を浴びせるような人の場合、マイナスな印象を与えるでしょう。採用担当者は応募者が施設に入ってくる瞬間からその一挙手一投足に注目しています。細かい気遣いを忘れずに対応しましょう。

感想や質問を求められる

施設見学の最後には、担当者から感想を求められます。あるいは、何か質問がないか聞かれるでしょう。その際に、「特にない」と答えてしまうと、この職場で働く意欲がないのかと思われてしまいます。面接でも同様ですが、こういった質問は意欲をアピールするチャンスです。介護職は利用者の些細な変化に気付ける細かい気配りを求められる仕事です。そのため、些細な点でも気になったことは質問しましょう。「質問はない」と答えてしまうと、細かいことには気が付かない大雑把な人という印象を与えます。
施設見学はその職場の環境を自分の目で直接確かめられる場です。その意識を持っていれば、自然と興味や気になるポイントが出てくるはずです。その内容と、仕事に対する意欲を上手く絡めてアピールしてください。質問や感想を伝える際には、抽象的ではなく具体的な内容を伝えるようにしてください。

見学時のマナー

職員や利用者に対しては基本的に笑顔で、ハキハキとあいさつしてください。あいさつは社会人としての基本です。相手からあいさつされるのを待つのではなく、自分から積極的にするようにしてください。また、足音に注意しましょう。大きな音を立てて歩くと、利用者のストレスになる可能性があります。スリッパの場合、すり足で歩くと耳障りな音が出るので注意してください。
施設にある備品などを勝手に触らないようにしてください。施設内の備品はあらかじめ置く場所が決まっているので、勝手に移動することで利用者がそれに触ってケガをしたり、誤って食べてしまう可能性があります。

施設見学前にもう一度見ておこう

施設見学から求人探しまで

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