志望動機は明確にしておく

志望動機は明確にしておく

前の職場の批判はNG

志望動機を作成する際にまず悩むのは、「転職理由」です。その際に、前の職場を批判する内容はNGです。応募先の職場をほめる内容は問題ありませんが、それの引き合いのために前の職場を批判すると一気に印象が悪くなります。批判をすることで、「この人は不満を持ちやすいタイプなんだ」と思われてしまいます。そして、自分の職場でも不満をため込み、同じように転職してしまう可能性があると判断されます。

その施設を選んだ理由

転職先の特徴や持ち味を把握し、それを志望動機につなげるようにしてください。そのためには、施設のホームページやパンフレットを確認しておく必要があります。どういったサービスに力を入れており、どのような方針で介護を提供しているかを知りましょう。その施設の宣伝文句を見つけ、それをキーワードに話を広げてください。さらにその内容を、応募先の施設を選んだ理由につなげられるとベストです。介護職の求人はたくさんあります。その中からあえてその施設を選んだ理由を明確に答えられると、相手には非常にいい印象を与えます。「介護職を選んだ理由」だけではなく、「その施設を選んだ理由」を伝えるのがカギです。その施設が独自に取り組んでいる事業内容があるならピックアップしましょう。
例えば、転倒予防に関する勉強会を地域で行っているデイサービスなら、「私の叔母は転倒して骨折したことをきっかけに介護が必要になりました。同じような原因で要介護状態となる人を少なくしたいと考えていたところ、貴施設が行っている取り組みを知り、その内容に強く共感したことをきっかけに応募しました」といった感じです。

未経験の場合

介護業界未経験の人が転職する場合に採用担当者が最も聞きたいのは「なぜ介護業界を選んだのか」という点です。履歴書にも理由を記載しますが、面接でも必ず聞かれます。そのため、介護業界を選んだ理由を明確にしておく必要があります。自分の経験と照らし合わせて、具体的なエピソードを交えながら答えましょう。
例えば、「私はこれまで介護とは関係のない仕事をしていました。そういった中で、母が認知症を発症し、介護が必要な状況となりました。母の介護をする中で、介護の重要性について身をもって知り、母と同じように介護を必要とする人の力になりたいと感じるようになり、介護業界に挑戦することを決めました」といった感じです。
履歴書は書くスペースが限られているので、大まかな内容しか伝えられません。そこで面接では、要所を押さえながらより強く介護職に対する思いを伝えられるようにしましょう。

施設見学前にもう一度見ておこう

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